筋・筋膜統合調和療法の理論



古くより西洋では全身の筋膜には、足の先から頭頂部までいくつかの流れがあり、この流れの中の一箇所に痛みなどの異常が出たときに、その流れの中の離れた場所の筋膜を刺激するとその症状が取れるという理論があります。中国の良導絡(りょうどうらく)とも関連があるかも知れません(理論 1)。
また筋膜を緩めることにより、その 一連の筋肉が柔らかになり徒手治療するうえに、直接末梢神経を刺激することが出来て、神経の流れと血流の改善を効率良くすることが出来ます(理論 2)。
この二つの理論の統合のうえにたち、末梢神経の刺激から自律神経の緊張を緩和する、つまり交感神経の緊張を和らげ副交感神経を優位に導き、この二つの神経の調和をとりながら患者さんの苦痛を取り除く療法です。
この療法で治療の有効率を高めるためには、特に人体の解剖学や疾病に関する深い医学知識が求められます。歌舞伎ヒューマンクリニックでは、高度な医学的知識を持った専門医師と医寮スタッフが患者さんの治療と、徒手治療専門職の方の教育にあたっています。

全ては背骨の歪みが原因

二足歩行

腰痛や肩こり、頭痛など私達を悩ます症状は数多くあります。実はこうした病は人間が二足歩行を始めたことによって発生してきました。つまり、重い頭を支える体位によって身体のバランスが崩れついには骨格のアンバランスを招いてしまうのです。

仙骨を中心に

このアンバランスによって、仙骨に歪みが生じ、人間の身体は真っ直ぐ立とうと背骨でバランスをとろうとします。それによって背骨が歪みはじめます。初めははわずかな歪みであっても長年の癖によって大きな歪みとなって明らかにレントゲンでもみとめられるような歪みとなってしまいます。

筋膜の歪みと筋肉の歪み、緊張

骨の歪みや筋肉の硬直の本当の原因は筋膜の異常にあります。人間の筋肉は筋膜という膜で覆われ保たれています。歩行のアンバランスや姿勢などの習慣や癖によって筋膜が捻れることで骨に負荷がかかり、歪みが生じて筋肉も緊張してきます。それによって腰痛や頭痛、肩こり、しびれなどの症状が生じてしまいます。

自然治癒力の低下

このように仙骨の歪みと背骨の歪みが生じることによって、脊椎から発している神経が過剰に働いてしまったり、働きが低下してしまったりします。それによって身体の各器官に支障が生じはじめます。
また、内臓を司る自律神経もアンバランスとなり、自然治癒力が低下し数々の疾患をまねいてしまうのです。